A・B型肝炎予防接種

A型肝炎予防接種

A型肝炎とは

A型肝炎ウイルス(HAV)に感染することで発症する肝臓の病気です。
国内の主な感染経路は、HAVで汚染された魚貝類・生鮮野菜などの輸入食材の生食、感染者の手指を介して調理したものを食べる、などの経口感染です。また性交渉(特に男性間)でも感染する可能性があります。
基礎疾患に慢性の肝障害がある人(B/C型肝炎・肝硬変など)、高齢者、衛生環境が悪い国外への旅行を考えている方は接種を奨励しております。

 

A型肝炎の症状

ウイルスに感染して症状が出現するまでの期間は2~7週間と考えられています。
症状は、発熱、倦怠感、頭痛、腹痛、黄疸、尿の色が濃くなるなどがあります。他の肝炎よりも症状が強く現れ、高齢者は重症化し腎不全や造血不全等に繋がる可能性があります。

 

接種スケジュールについて

3回の接種で約100%の抗体獲得が期待できます。
接種間隔は 【初回→2~4週→→→初回から24週以降】 となります。
接種後5年程で抗体価が下がるため、感染リスクがある場合は5年~10年ごとの追加接種(1回)が推奨されます。

 

当院でのA型肝炎予防接種のご案内

当院でのA型肝炎予防接種は予約制となっております。
事前にお電話もしくは窓口でのご予約をお願いいたします。

【料金】
自費:7,800円/回

【製品名】
エイムゲン(国産ワクチン)

【ワクチンの種類】
不活化ワクチン

 

B型肝炎予防接種

B型肝炎とは

B型肝炎とは、B型肝炎ウイルス感染によっておこる肝臓の病気です。
B形肝炎ウイルスに感染すると20-30%の確率で急性肝炎を発症し、死亡リスクが高まります。
B型肝炎は感染しても自覚症状がないことも多く、また性行為感染症の一つであるため、いつどこで感染者の濃厚接触者になるかわからないので、予防接種しておくことが重要です。

 

B型肝炎予防接種について

当院のB型肝炎ワクチン接種では将来の肝がんを予防できるとされています。
血液や体液に触れる機会の多い仕事に就いている方、コンタクトスポーツをしている方、B型肝炎ウイルスキャリアの家族がいる方に接種が推奨されます。
(※)コンタクトスポーツ:必然的に相手の選手と肉体的接触があるスポーツ。

サッカー、レスリング、柔道、 空手、ハンドボール、ボクシング、バスケットボール、水球、ラグビー等


接種スケジュールについて

十分な予防効果を得るためには必ず3回接種してください。
接種間隔は【初回→4週後→→→初回から20週~24週】
ワクチン接種による抗体獲得率は40歳までの接種では95%と報告されていて、3回接種後の感染防御効果は20年以上続くと考えられています。

 

当院でのB型肝炎予防接種について

当院でのB型肝炎ワクチン予防接種は予約制となっております。
事前にお電話での予約をお願い致します。

【料金】
6,200円/回

【製品名】
ビームゲン(国産ワクチン)

【ワクチンの種類】
不活化ワクチン