子宮頸がんとは
子宮頚癌とは子宮の入り口付近(子宮頸部)から発生する癌で、年間約1万人が罹患・約2800人が死亡しており、近年増加傾向にあります。また50歳未満の若い世代での罹患率の増加が問題となっております。 子宮頸がんや肛門がん、尖圭コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルス(HumanPapilloma virus:)の感染を予防するワクチンです。
製品名 | ガーダシル | シルガード9 |
予防できるHPVウイルス | HPV6,11,16,18 | HPV6,11,16,18,31,33,45,52,58 |
接種回数 | 3回 | 3回(15歳以上) 2回(14歳以下) |
料金(自費) | 16,500円/回 | 25,500円/回 |
公費:無料(小学6年生〜高校1年生の女子)※キャッチアップあり |
接種スケジュールについて
十分な予防効果を得るためには必ず※3回接種するようにお願いいたします。
接種間隔は 【初回→初回から2か月後→→→初回から6か月後】 となります。
※シルガード9の場合 14歳以下の方が1回目を受ける場合は2回となります。【初回→初回から5ヶ月後】
1年以内に接種を終えることが望ましいとされていますが、2回目および3回目の接種が予定通りできない場合は医師にご相談ください。
2価・4価HPVワクチンと9価HPVワクチンとの交互接種について
HPVのワクチン接種は、原則同じ種類のワクチン接種が推奨されていますが、やむを得ない場合には交互接種(初回接種と2回目・3回目で異なるワクチンを接種すること)も許容されています。
しかし、現時点においては交互接種における免疫原性や安全性に関する懸念は報告されていないため、当院ではHPVワクチンの交互接種を実施しておりません。
接種後の失神と痛みについて
子宮頸がんワクチン接種後にめまい、ふらつき、失神などがおこることがあります。
これは血管迷走神経反射とよばれ、思春期の女性に多いという報告があります。特に注射に恐怖心がある方は注意が必要です。
接種後30分程度は安静にして、気分が悪くなったり、めまいを感じたらお近くのスタッフまでお声かけください。
当院での子宮頸がん予防接種のご案内
当院での子宮頸がん予防接種は予約制となっております。
事前にお電話・WEBでの予約をお願いいたします。
ご来院の際は、身分証・接種推奨はがきをご持参ください。
キャッチアップ接種(接種期間延長措置)について
対象者:平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女子
平成19年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子についても順次キャッチアップ接種の対象となります。
キャッチアップ接種対象者には越谷市よりご案内(はがき)を発送しております。
接種期間:令和4年4月1日~令和7年3月31日まで
予防接種だけでは子宮頸がんを100%予防できるわけではありません。
20歳を過ぎたら定期的な子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。