鍼療法

鍼療法

鍼療法
鍼療法

鍼の治療作用(効果)とは、生体の組織・器官の機能の異常を調整し、本来の生理的な状態に回復させることです。
西洋医学との併用により早い段階での治療効果が期待できます。
弱い刺激から行うため、痛みに弱い患者様も安心して治療を受けていただけます。

当院で受けられる鍼療法

鍼療法の効果

調整作用

鎮静作用:疼痛やけいれんのように機能が亢進している状態に対して、鎮静させる作用です。

興奮作用:知覚の鈍麻・消失、あるいは運動麻痺のように神経機能が弱くなる、内臓の機能減退などに対して、興奮させる作用です。

誘導作用

患部誘導法:局所の血行障害に対し直接その患部に治療して、血流を他の健康部から誘導する作用です。

健部誘導法:局所の充血または炎症などの際に、その部位より少々はなれた部位に鍼を刺し、血液をそちらに誘導して患部の血流を調整する作用です。

反射作用

生体の反射機転を介して、組織や器官の機能を亢進あるいは抑制する作用です。

消炎作用

白血球は治療によって増え治療部位に遊走し、またリンパ系の働きによって病的浸出物などの吸収を促進させ、生体の防衛能力をたかめ、消炎させる作用です。

防衛作用

免疫系の機能を高めて白血球を増加させ、または各種疾患の治癒機能が促進され、生体の防衛能力を高める作用です。

転調作用

自律神経失調症やアレルギー体質を改善して、体調を強壮にする作用です。

電気鍼

電気鍼
電気鍼
電気鍼

鍼を刺し、その鍼に微弱な低周波パルス通電をします。筋肉の深部を電気で刺激することで筋肉に蓄積した疲労物質を拡散し、こりや疲労の除去、血行の促進へとつながります。
通常の低周波治療器は、皮膚に電極を張り付けて低周波を流しますが、皮膚は電気を通しにくいため身体の深部まで届きにくいといわれています。
しかし、この電気鍼治療は身体に刺した鍼に電気を流すため、鍼が刺さっている筋肉や神経に電気を流すことができます。

円皮鍼(えんぴしん)

円皮鍼治療は、東洋医学のはり治療の中のひとつで、はり治療の効果を持続させたり、治療ポイント(患部)に継続的な刺激をさせる目的で行います。使用するはりは約1~2mmで直径0.16~0.2mm、それに小さなバンソウ膏で固定します。ツボに貼るとよりいっそう効果がある場合があり、スポーツ選手に対して、筋肉の疲労を抑えたり、痛みを緩和させる目的で行います。治療効果として、血液循環の改善、内臓機能の調整、鎮痛効果、筋緊張緩和、腰痛、肩こり、膝関節痛、肘関節痛、手関節痛などがあります。