こんにちは。4月は新年度のスタートということもあり、環境が大きく変わる方が多い時期です。新しい仕事や人間関係、生活リズムの変化などにより、気づかないうちにストレスが蓄積し、肩こりや腰痛、頭痛などの体の痛みが強くなることがあります。
今回は、精神的ストレスが体の痛みにどう影響するのか、そしてその対策について、整形外科的な視点でわかりやすく解説します。
1. ストレスと体の痛みの関係とは?
1-1. ストレスが筋肉を緊張させる
緊張や不安を感じると、体は“防御反応”として筋肉を固くします。これは無意識のうちに起こり、特に首・肩・背中・腰の筋肉がこわばりやすくなります。
例えば、長時間のデスクワークや人とのやり取りで緊張が続くと、「肩が上がっている感じ」「背中が張っている」「腰がだるい」といった不調につながることがあります。
1-2. 自律神経のバランスが崩れる
ストレスが続くと、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れ、体の回復やリラックスに必要な機能が低下します。これにより、睡眠の質が落ちたり、体の痛みが回復しづらくなったりします。
- 睡眠不足 → 筋肉が疲労しやすく、こりやすくなる
- 血流の悪化 → 筋肉に栄養や酸素が届きづらくなる
1-3. 痛みに対する感受性が高くなる
ストレスが強くなると、本来なら気にならないはずの小さな痛みも大きく感じてしまうことがあります。これは、脳が痛みを強く「認識」してしまうためで、慢性的な痛みに悩まされやすくなります。
2. 新年度に多いストレスのきっかけとは?
- 新しい職場・部署への異動
- 新入社員や後輩の指導役になるプレッシャー
- 慣れない生活リズムへの適応
- 通勤時間の変化
- 家族や周囲との関係の変化
これらはすべて、無意識のうちに体と心に影響を与えるストレス要因となります。
3. 痛みを悪化させないための対策
3-1. 小まめに体を動かす
長時間同じ姿勢で作業を続けると、筋肉が緊張し血流が悪くなります。
1時間に1回は立ち上がり、肩や背中を回したり、深呼吸をする習慣をつけましょう。
3-2. ストレッチで筋肉をゆるめる
簡単なストレッチでも、筋肉を緩めることでストレスを軽減しやすくなります。
特に首・肩・腰まわりのストレッチを寝る前に行うと、睡眠の質も高まりやすくなります。
3-3. 呼吸を整える
ストレスが強いと、呼吸が浅く速くなりがちです。
お腹をゆっくり膨らませる「腹式呼吸」を意識することで、自律神経のバランスが整い、痛みを感じにくくなります。
3-4. 睡眠環境を見直す
しっかり寝ることで、筋肉の疲労回復やストレス解消につながります。
枕やマットレスの見直し、スマホの使用を控えるなど、質の良い睡眠を意識しましょう。
4. まとめ
4月の新年度は、心身ともに大きな変化がある時期です。ストレスが原因で筋肉が緊張し、体の痛みが出やすくなることも珍しくありません。
日頃から姿勢や呼吸、睡眠、ストレッチなどに気をつけることで、ストレスによる体の不調を防ぐことができます。