寒くなると、肩や腰、膝など体の節々に痛みを感じやすくなります。これは、冷えによって血流が悪化し、筋肉が硬直してしまうためです。特に冷えによって筋肉や関節に老廃物が溜まりやすくなり、痛みやこりが引き起こされます。また、寒さで交感神経が緊張し、痛みを感じやすくなることもあります。
冷えと筋肉が固くなる理由
寒くなると、体温を逃さないようにするため血管が収縮します。その結果、筋肉への血流が減少します。これにより筋肉が十分に酸素や栄養を受け取れなくなり、硬直しやすくなります。さらに、老廃物が筋肉に溜まりやすくなるため、痛みやコリが発生します。筋肉が固くなると可動域も狭まり、動かしにくさが増します。
冷えと交感神経の関係
冷えると、体温を逃さないようにするため、交感神経が優位に働き、体が緊張状態になります。交感神経は「戦闘モード」とも呼ばれ、血管を収縮させたり、心拍数を上げたりして、体を活動的にする神経です。しかし、これが持続すると、筋肉の緊張が高まり、痛みを感じやすくなります。特に慢性的な冷えが続くと、痛みが強くなることがあります。
冷えに対する対策
- 防寒対策:体全体を温めることが重要です。特に首や手足などを冷やさないようにします。
- 温浴・ストレッチ:血流を促し、交感神経の働きを抑えるため、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることや軽い運動を心がけましょう。
カイロの貼る場所のおすすめポイント
- 首の後ろ(うなじ):首周りは太い血管が通っており、ここを温めると全身に熱が伝わりやすいです。
- 背中(肩甲骨の間):上半身が暖まりやすく、僧帽筋(そうぼうきん)という大きな筋肉があるためコリ対策にはいいかもしれません
まとめ
10月頃から朝の冷えなどが厳しくなってきます。気温が下がると人間の体も適応しようとします。
その流れで痛みにつながりやすかったりしますので、冷え対策もしていきましょう!