私も幼い頃はよく両親に「痛いの痛いの飛んでいけー」とやってもらったと記憶があります。あれをしてもらうと不思議と痛みが少しやわらいだ経験があります。これのメカニズムを真面目に考えていきたいと思います!
この現象はゲートコントロール理論と言います。
脳が痛みを感じる際、痛み信号が脊髄を通って脳に伝わるのですが、この痛み信号は「ゲート」(門)によって調整されています。
感覚自体にもたくさんの種類があり、「痛み」「冷たい」「触る」など。
これらには実は脳に伝わるまでの速度に若干の違いがあるのです。
この速度の違いをうまく利用しているのがゲートコントロール理論です。
「痛いの痛いの飛んでいけー」との関係
患部を優しくさする行為は、触覚刺激が痛みの情報量を減少させる可能性があります。
そこに「痛いの痛いの飛んでいけー」という心理的安心できる人の声が加わることで言葉の安心感が合わさることで、痛みが軽減されるのでないかなとおもっています。
最後に
「痛いの痛いの飛んでいけー」は、単なるおまじないではなく、心理的な安心感や触覚刺激が痛みを和らげる効果を持つと考えられます。ただし、これは軽度の痛みに対するものであり、強い痛みや慢性的な痛みには適切な治療が必要です。