今回は、最近患者様を見ていて、多くの悩みのお声が聞けた「朝起きた時にかかとが痛む」という悩みに対して、原因と対策をお伝えします。
朝起きた時のかかとの痛みは原因は?なんで朝?
主に考えられるのは足底腱膜炎(そくていけんまくえん)です。
朝痛い方が非常に多いイメージです。その後歩いているうちに痛みが和らいでくるという訴えが多いです。
その理由としては、日中は立っていたりなどするので常に足の裏にある足底腱膜という膜が張っている状態です。しかし、寝ている間は足の裏の緊張が落ち着いてきますので、その状態から急に体重が入り、炎症を起こしている部分にストレスが入るため、朝の動き始めが1番痛い傾向にあります。
しかし、レントゲンなどをとると骨棘(こつきょく)という骨のトゲみたいなものがかかとの骨にできている方がいます。その方の場合、常にストレスが入りやすくなるので朝だけではなく痛いこともあります。
対策はあるの?
当院では理学療法士が在籍していますので、細かく足の状態や動きのチェックをしてもらいます。
特にかかとの骨の傾きや、足の裏の柔軟性は細かく見ていきます。
このような痛みを訴える方はふくらはぎの筋肉が固まっている。扁平足がある。足のゆびが動かしずらいなどの特徴があったりします。
そのため、ふくらはぎのストレッチや足の裏をボールでほぐしてもらうようなことをしていきます!
また足のゆびがしっかり動くように足の指のグーチョキパー体操などもしたりします。
まとめ
朝起きた時のかかとの痛みは、足底筋膜炎などが原因であることが多いです。適切なストレッチを日常に取り入れることで、痛みを軽減し、再発を防ぐことができます。もし痛みが続く場合や強くなる場合は、医師の診察を受けることをお勧めします。